|
いままでの
|
---|
日本には、そして世界には後世に残すべき自然がたくさんあります。
そんな中でも、注目されやすい、有名な自然は多かれ少なかれ、保護の手を差し伸べられているところも数多く存在します。
ただ、都市近郊の手軽な自然は。宅地の造成、森林の伐採、車道の拡張などで日々自然が失われています。
狭い国土のなかで自然と生活の利便性の共存は解決すべききわめて難しい問題ですが、私たちはその接点は必ずどこかにあるはずだと信じています。
かつて子供たちが遊んだ鎮守の森は宅地に変わり、ふもとの湿原は埋め立てられ工場用地に変わっていく、そんなことが日に日に現実となっていますが、闇雲に自然保護叫ぶのではなく、まずはこの変化に実際に気付くことことがまずは自然保護の第一歩なのです。
ウラヤマ会は、まずは都市近郊の自然の変化を身をもって体験し、今の姿を現実のものとして捉え、先々の変化を予測する力をつけたいと思っています。
そのためには、今を知ることが、私たちにできる大切な活動の基盤だと考えています。
今を知り、その知見を後世に受け継ぐことこそがウラヤマ会ができる自然保護の第1歩であると考えます。
根名草山麓でのランチ
ウラヤマ会創設者白井要一氏のモットーでもあり、会のモットーでもある、「まずは野に出ること」。ウラヤマ会は月に一回のペースで近郊のフィールドに出てアウトドアライフを楽しんでいます。
有名なハイキングコースはもとより、ほんとに地元の人たちの山仕事のための道、そして釣りのための沢の沿い道まで散策をしています。
有名なコースであれ、名もない山道であれ、展望のある山頂であれ、うっそうとした森のなかであれ、自然の中に身をおくことの楽しさは場所のいかんにかかわらずどこでも自然の美しさが実感ができます。
そこには日々の暮らしの中では味わえない、非日常があります。われわれは時としてそれを山の霊気とも呼んでいます。
霊気溢れるウラヤマの自然を残したい、そいう気持ちが多くなればなるほど、結果的には自然は保護されていくのだと思います。
私たちにできることは、まずは野に出ることです。そして、自然の霊気を感じることだと思っています。
自然のなかには、安らぎがあります。とくに緑豊かな低山、森、林そして川には都市にない、空間が広がっています。
野外活動を通じて、自然の安らぎを感じることで、人は自然のなかにもう一度身をおきたいという気分になります。
会員の皆さまに、自然と、自然の中に身をおく活動を好きになってもらうことも私たちの使命です。
自然の恩恵は地域社会のなかで多くのところで実感ができます。とくに都市近郊の山麓では自然とともに生きている人々の暮らしがあります。
都市にいてはなかなか実感できない自然の恩恵を野に出ること実感できます。
一度自然の良さを実感すると、また行ってみたい、そういう気持ちになります。山のよさ、里のよさ、川の良さを知ることで、時間を見つけてまた出かけたい、そういう気持ちが高まります。
前回よりもまたあたらしい自然の側面が見れるかもしれない。自然は訪れるたびのその素顔が変わります。
次に行くときにはさらにすばらしい自然を見つけたい、この気持ちが自然保護の第一歩です。
すばらしい自然に触れるたびに、子々孫々まで、この自然から楽しさを与えてもらいたいという気持ちが沸いてきます。
自然活動が私たちの時代で終わってしまってはいけない。次の世代に残すべき自然は、いまよりももっと良い環境にしたい、そういう気持ちはまさに自然保護の精神です。
私たちは、どうしたら、この自然を今のままで残せるのだろうか、一人ひとりの気持ちの中で考え、そして何かの動きができるのであれば手軽なところから実施する。まずは、自然保護活動のうちで、私たち個人ができることは、
この自然を代々にのこしたいと思う気持ちになることだと考えています。
理事会
会の本部であるウラヤマアンリミテッド(ウラヤマ自然保護基金)は理事のボランティアによる活動で運営されています。
おもな活動内容は、年間の予算管理と決算の報告、会の活動の中心となるプロジェクト活動(下の表)の管理などです。
理事は会員のなかからだれでもボランティアとして立候補ができます。
また、プロジェクトも会員なら誰でもボランティアとして参加が可能です。
理事会に入るには理事会費の納入が必要です(年間1万円)
プロジェクト(活動)名 |
目的 |
活動内容 |
運営者 (ボランティア) |
1)まずは野に出て自然を楽しみ自然の大切さを知ること |
1)月例のトレッキング企画実施 |
理事会 |
|
内外広報 |
1)コミュニケーションアップ |
1)会員への定期連絡 |
まずはの製作委員会 |
1)コミュニケーションアップ |
1)年間を通じて俳句募集、 |
ハイ句イング大賞 |
|
ウラヤマ 子ども会 |
次世代を担う子供達にもアウトドアの楽しさを共有してもらう | 1)自然活動の参加 2)自然を理解する知識の向上 |
ウラヤマ子ども会 実行委員会 吉岡卓身(委員長) 小林(副委員) 白井、芹澤、村上、仲嶺、積田、寺田、杉山 |
ウラヤマ ジオグラフィック |
アウトドアの写真募集審査をして野に出る楽しみの幅をひろくする | アウトドア一般の写真とランチの風景の部に分けて優秀な写真を審査表彰します |
ウラヤマジオグラフィック実行委員会 芹澤、村上、矢島、小林、佐竹、杉山、北林 |
ウラヤマ会の活動エリアは都市近郊のいわゆる、ウラヤマがメインです。休日にちょっと早起きをして日帰りでアウトドアライフが楽しめる、そんな場所がウラヤマ会の基本的な活動場所です。
いわゆるアルプスなどの観光型高山の登山や山岳登攀技術の訓練の場とは一線を画した活動をしています。
今後もウラヤマでのさらに楽しいアウトドアライフを目指しています。
会員は男女あわせて100名余。年齢層も幅広い構成となっています。
会員でメールアドレスを公開いただける場合は、月々のイベントの連絡などを定時的にご連絡させていただきます。
会員には特別な権利、義務はありません。月々の山行の参加も不参加も自由ですので好きな場所だけを選んで参加することも可能です。
たまには釣りもやります 奥鬼怒上流 |